こんにちは☀
金土日と気温が上がりロンT1枚で出かけられるほどでしたが、
また今週になって10度前後まで下がりダウンに後戻り…。
風が冷たいです(+_+)
このまま温かくなってくれるんじゃないかと期待をしていたので、
悲しいです😢
さて今回は、断熱等級についてお話していこうと思います。
「断熱等級ってなに?」「等級は何が基準なの?」「どの等級が安心なの?」など、
気になることがたくさんありますよね💦
家を建てるなら安心できて暖かい家に住みたい!当り前ですね(*^^)v
断熱等級をしっかりすれば節約にもつながります。
そんな断熱等級についてわかりやすく簡単にまとめていきます💨
冷暖房にかかる一次エネルギー消費量をどれだけ削減できるかをもとに分類されており、等級が高くなるほど住みやすく地球に優しい住宅であることを示します。等級は1~7の7段階あり、数字が大きいほど断熱性能が高いです。
等級 |
施工 |
概要 |
等級7 |
2022年 10月 |
・「HEAT20」G3と概ね同等※¹ ・「平成28年省エネ基準」よりも、暖冷房にかかる一次エネルギー消費量※²を概ね40%削減できる |
等級6 |
・「HEAT20」G2と概ね同等※¹ ・「平成28年省エネ基準」よりも、暖冷房にかかる一次エネルギー消費量を概ね30%削減できる |
|
等級5 |
2022年 4月 |
・「ZEH水準」の断熱基準と同等 |
等級4 |
2000年 4月 |
・「平成28年省エネ基準」と同等 【等級5が新設される以前の最高等級】 |
等級3 |
・「平成4年省エネ基準」と同等 |
|
等級2 |
・「昭和55年省エネ基準」と同等 |
|
等級1 |
- |
・「昭和55年省エネ基準」未満 |
※¹ 5地域の基準値はHEAT20の断熱性能水準とは異なります。
※² 一次エネルギー消費量は冷暖房機や家電、照明など住宅で使用する各設備機器が消費するエネルギーの量を熱量に変換した合計値のことです。
2025年度以降はすべての新築住宅に等級4以上が義務化されるため、2022年3月末まで最高等級だった等級4は実質、最低等級になることが予定されています。さらに、2030年には省エネ基準の水準が引き上げられ、断熱等級5が最低等級になる予定です。
引用元:リクシル
ZEH住宅とするための外皮の断熱性能と一次エネルギー消費量の基準を定めたものです。ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略です。年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅を指します。
※住宅の外皮とは
屋根、天井、壁、床、ドアなど住宅の内外の境界になる部分のことです。外皮性能とは、この住宅の外皮の断熱性能や日射遮蔽性能等を表す用語で、外皮性能が高いほど住宅内外で熱の出入りが起こりにくくなります。
2009年発足の「一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略で、同時に同団体が設けた建築物の省エネルギーと室温の2つを指標した外皮性能水準を指します。HEAT20は、屋根、床、窓などの「外皮」と呼ばれる部位について、断熱、遮熱などといった性能の評価基準を設定しています。ZEH水準よりも厳しい、G1・G2・G3の3段階の住宅外皮水準を制定しています。
断熱性能と冷房期の平均日射熱取得率 |
1地域 |
2地域 |
3地域 |
4地域 |
5地域 |
6地域 |
7地域 |
8地域 |
|
HEAT20 G3 |
UA |
0.20 |
0.20 |
0.20 |
0.23 |
0.23 |
0.26 |
0.26 |
- |
等級7 (ZEH水準を上回る等級) |
UA |
0.20 |
0.20 |
0.20 |
0.23 |
0.26 |
0.26 |
0.26 |
- |
ηAC |
- |
- |
- |
- |
3.0 |
2.8 |
2.7 |
- |
|
HEAT20 G2 |
UA |
0.28 |
0.28 |
0.28 |
0.34 |
0.34 |
0.46 |
0.46 |
- |
等級6 (ZEH水準を上回る等級) |
UA |
0.28 |
0.28 |
0.28 |
0.34 |
0.46 |
0.46 |
0.46 |
- |
ηAC |
- |
- |
- |
- |
3.0 |
2.8 |
2.7 |
5.1 |
|
HEAT20 G1 |
UA |
0.34 |
0.34 |
0.38 |
0.46 |
0.48 |
0.56 |
0.56 |
- |
等級5 (上位等級) |
UA |
0.40 |
0.40 |
0.50 |
0.60 |
0.60 |
0.60 |
0.60 |
- |
ηAC |
- |
- |
- |
- |
3.0 |
2.8 |
2.7 |
6.7 |
|
ZEH |
UA |
0.40 |
0.40 |
0.50 |
0.60 |
0.60 |
0.60 |
0.60 |
- |
等級4 (省エネ基準) |
UA |
0.46 |
0.46 |
0.56 |
0.75 |
0.87 |
0.87 |
0.87 |
- |
ηAC |
- |
- |
- |
- |
3.0 |
2.8 |
2.7 |
6.7 |
図:8つの地域の断熱等性能等級とHEAT20 G1・G2・G3の基準
※愛知県は地域区分「5.6地域」になります。
省エネ基準は、日本を8つの地域に分け、各地域ごとに定めた「UA(ユーエー)値」と「ηAC(イーターエーシー)値」とクリアした上で、設備機器も含めた住宅全体の省エネを評価するものです。
✅UA値
住宅全体の熱がどれくらい逃げやすいかを示す値。UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能の高い住宅ということになります。
✅ηAC値
窓から直接入る日射による熱と、窓以外からの日射の影響で熱伝導により入る熱を評価した冷房期の指標です。
室温を一定に保つことができ、真冬・真夏も快適に過ごすことが出来ます。HEAT20 G2レベルであれば、冬は最低室温を13~15℃に保つことができるので、急激な温度の変化が原因で引き起こされるヒートショックのリスクを軽減できます。
少ない冷暖房費で部屋中を暖かくできたり涼しくすることができるので省エネにも繋がります。
断熱性能の高いHEAT20基準の住宅では、表面温度を高く保ち結露やカビの発生を抑制できるため、結露が原因で発生する喘息やアトピー性皮膚炎の改善防止などにつながることも期待できます。
性能が高い断熱材や窓、ドアなどを使う必要があり建築費用が高くなります。光熱費の節約効果があるので長期的にみるとお得になりますが、初期費用は一般的な戸建て住宅より多めにかかります。
断熱等級が高い家は気密性も高く設定することが多く、石油ストーブやガスファンヒーターの使用は控えた方がいいと言われています。断熱性が高く隙間風が少ない家は、燃料を燃やす暖房器具を使うと不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスクがあるためです。
断熱性の高い家は、内部結露がおきやすいです。ただし、屋内の暖められた空気が断熱材の中に入ることで起こる現象なので、内側に防湿シートを貼ったり、換気良くするシステムを導入したりするなどの対策で防ぐことができます。
ZEHとは、エネルギー削減・省エネ化のために国が定めた施策で、HEAT20とは異なります。ZEHは「断熱」「省エネ」「創エネ」によって年間の一次エネルギー消費量を正味ゼロ以下にする住宅のことです。
断熱等級が高くなれば住宅の気密性も高くなっていきます。屋内に熱や湿気を閉じ込めることになるので、カビやダニが発生したり結露が起こりやすくなる可能性があります。そのため断熱性が高い家を建てる時には、あわせてきちんと通風計画を検討することが大事になります。
南側に大きな窓を設けて日差しを入れたいと考えている人は少なりありませんが、窓は住宅において熱の出入りがもっとも多い場所になります。そのため断熱性能を高めたいなら、窓の大きさとガラスの種類への配慮も必要になります。
断熱性能を高めるためには、気密性を高めて熱の出入りをできるだけ少なくしなければいけません。いくら高性能の断熱材を使用しても、ダウンライトやコンセントを取り付けた時に開けた穴やサッシの隙間風が入るようでは効果が落ちてしまうためです。
現在国では、ZEH住宅の普及に力を入れており、色々な補助金制度があります。ZEHとは、太陽光発電などを用いて生活するうえで必要とするのと同等、またはそれ以上のエネルギーを自ら生み出す住宅のことをいいます。
いかがでしたでしょうか?
断熱性能の高い家を建てることで人にもいい影響があり、ヒートショックのリスクも減るというはメリットですよね✨
電気代なども節約することができるので、いいことだらけ!?
なんてことはなく、やっぱりデメリットも出てくるので家を建てる際にご家族とご相談をされてから後悔のない家づくりをしていただけると嬉しいです(^^♪
わからないことやききたいことがありましたら、何でもお気軽に庄南工業へご相談ください☆彡
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